fata OpenGarden ・GARDEN ALBUM・

パスカリ
Pascali

ベルギー/レンス作/1963年作出

パスカリとはキリスト教の「復活祭」の意。アイボリーホワイトの端正なハイブリッドティーローズ。
花径9cm前後。香りは純粋なティー系で、弁質も葉質もよく、丈夫で育てやすい品種です。

パスカリ
撮影/2000年5月

5分咲きのパスカリ。このバラの美しさの真価は、
これくらいの開き加減のときにある、と思うのですが、どうでしょう。

撮影/99年11月→

 夏のあいだ水切れしたり、暴風で葉が傷んだりと大変でしたが、今年の秋も大きな花を咲かせてくれました。

 カタログなどでは、すっきりした純白のバラとして紹介されていますが、実物は一般的なHTの白花とは趣の違う、ちょっとレトロチックなアイボリーホワイトです。

薔薇
Pascali

←撮影/2000年5月

 素晴らしく大きな一番花が咲きました。
 しっかりした花びらは縁が優雅に波打って、繊細な彫刻のよう。蕾から全開まで目を惹き付けて放さない、とにかく端正なバラです。


 97年の秋、晴れの国・RSKバラ園のショップで探し当てたパスカリ。
 とても思い出深いバラなので、何年も探していたのに、品種的にはここ数年下火の時代だったらしく、大きな園芸店でも売っていませんでした。
 昔は中輪種として売られていましたが、最近では大輪あつかいのようです。工房でも、春花は10cm以上に咲きます。

 最近はイングリッシュローズや一重のバラに執心していてハイブリッドティーには興味が薄いのですが、このバラだけは格別に大好き!! ……というのは、このバラは工房主にとって初めてのバラだから。

 今ほど園芸が国民的な趣味として注目されてなく、バラが手のかかる植物の代表格(現在もそんなイメージは強いですが)だった頃に、「丈夫で育てやすい」と言って売られていた品種だけに、本当に強健で、病害虫にも乾燥にも強く、とても花もちのいいバラです。
 その昔、ハイブリッドティーローズは一大ブームを巻き起こし、一般家庭の庭々にとってポピュラーな花となったそうですが、このバラを育てると、なるほどと納得できるでしょう。

 現在ネットをされている殆どの若いガーデナーにとって、ハイブリッドティーはバラの原点のはず。インターネットではもっぱら、いまブームのイングリッシュローズやオールドローズの話題で賑わっていますが、それぞれの人の心の中には、格別なハイブリッドティーローズの姿がいつもあるのでは?...なんて思ってしまいます。



(1999/8/20 UP・2000/5/24更新)

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