fata OpenGarden ・GARDEN ALBUM・

キイチゴ
Raspberry (Rubus idaeus, Rubus spp.)

バラ科キイチゴ属の耐寒性落葉低木。
園芸種のラズベリー、ブラックベリー等のセイヨウキイチゴは主に北米原産。
日本に40種ほどある自生種は、すべてラズベリーの仲間です。
初夏に実る赤、黄、黒などの集合果は生食、ジャム、ジュースに利用されます。
ブドウの様な大降りな葉が特徴で、土質を選ばず強健に育ち、地下茎で増えます。


撮影/2000年6月


 2003年の春、近在のスーパーマーケットの店頭で小さな苗を手に入れ、やせた土も厭わないとのことでしたので、山土で整地された門柱の裏に植えました。
 キイチゴには赤実、黄実、黒実、紫実、一季なりと二季なり、樹形も木立性と匍匐性がありますが、写真の苗は赤実の一季なりで匍匐性です。

 1年目は何も期待していなかったのですが、定植したとたんにぐんぐん大きくなって、ほんの数輪ですが早々と花を付け、5月の終わりには真っ赤な実が。

 収穫後は驚くほど大きな葉のついた新梢がどんどん伸び、秋口にはつるの長さは3〜5mにも成長しました。
 秋は葉が紅葉し、冬は落葉しましたが、地下茎を延ばして翌春には何mも離れた場所に新芽を出し、庭中の日当たりの良い場所に、恐ろしい勢いではびこっています。

 2004年は前年伸びた新梢に素晴らしい数の花枝がつき、4月下旬から一重で純白の清楚な花姿が堪能できました。実がつかなくても価値があると思うくらい可愛らしい花です。
 そして5月末ごろから実が赤く色づき、6月上旬に収穫。
 生食もさわやかなお味が楽しめますが、さすがに収穫量が多いのでジャムを作りました。同量の砂糖で煮詰め、仕上げにレモン果汁を少々加えるだけの手軽さで、市販の物とは比べられないくらい、素晴らしく美味しいジャムができあがります。自然食派な方におすすめです。



←撮影/ 2004年4月

撮影/2004年5月→

 詳しい品種名はわかりません。
 実が半球形や完全な球形でなく、瓜型に間延びして大きくなるタイプです。
 樹形はデューベリー、花はラズベリーに似ています。
 ラズベリーとブラックベリーの交配種、タイベリー(Tayberry 日本での品種名は「メジナ」)ではないかと推測しています。

撮影/2000年4月

 門柱から1.5mほど離れたアーチに誘引すると、アーチの反対側までつるが伸びました。
 キイチゴは刺があって防犯用に植えると良いと聞いていたのですが、この株には刺がありません。


↓撮影/2000年4月

 もともと定植した場所から2m離れた場所に、ひょっこり新芽を出しました。↑
キイチゴが地下茎を伸ばすと知ってびっくり。

 ↓5〜6mも離れた場所に枝を出し、再び地中に潜ったりもして、なかなか奇っ怪です。

←撮影/
 2004年5月

 草を結んで人を転ばせる罠がありますが…これは自然の罠(^^;)。


6月に入って次々に色づく実。ダークレッドになったら食べ頃です。



(2004/6/8 UP)

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